ディファレンス 本当に、この二人は投手という共通点の他は、なにもかもが違いすぎて。 触れた手のひらの違いさえ感じてしまうほど。 元希さんの子どもみたいに熱い手のひらと。 いつも緊張して冷たい三橋の指先。 (同じ投手っつっても比べるもんじゃねえけど) 制球なんて全く考えない、力だけで投げる元希さんと。 超スローボールだけれど、抜群に精密な制球の三橋。 (タイプが全く違うからな) 「だからさ」 ふう、と溜息をつく。これで何度目だ。 「比べてねえって」 これも何度目のセリフだろう。 えぐえぐと座り込んで鼻をしゃくりあげる三橋にどんどんイライラが積もっていく。 性格は目を瞑ると誓ったハズなのに、思ったより自分の堪忍袋は小さいのだと思い知った。 「オレは」 (お前の方が良いんだよ) …なんて。 (言わないとわかんないのかよ…!) ぐすんと鼻をすする三橋に、ああもうとぐしゃぐしゃと髪を掻き回した。 「…阿部くん?」 不安げに顔を上げる三橋の目には涙が溢れていて。その指先は頬を流れる涙を拭うことなく 膝の上で硬く握りしめられている。 「…」 そっと、その握りしめられたままの右手を取る。両手で暖めるように包み込んでやると、 三橋は驚いた様子で目を瞬かせた。 「オレは」 ふうと深く息を吐いた。 じっと自分を見上げてくる三橋の、その濡れた頬を指で拭った。 「お前がいいんだよ」 2005/05/01 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「UP・TEMPO」おきおとひろこ樣より 08888hitのキリリクで頂きました リクエストは“甘々なアベミハvv” 周りが はいはいもう好きにしてと呆れるくらいの甘いやつをお願いしました もう其の場にいたら赤面してしまうでしょう ハズカシ〜 ラヴすぎですよ君たちは お互いの言動がどれだけ相手に影響を与えているか もっと自覚するべきです でないと周りは大變なんです ステキすぎますおきおとさんvv ありがとうございました |