やまない 雨
時折 強い風が吹いて窓を打ちつける

夜はいつ明けるのだろう

(願わくば)

このまま 世界が重く冷たい雨に閉ざされたまま

時間が 止まれば いい

傍らに眠る貴方がいる たったそれだけ

それだけが 世界のすべて








… call …






















初めて触れた唇は温かくて そして ほんのりと湿っていた。







身じろいで浮いた腰をそのまま腕を回して抱きすくめると、微かに開いた口から声が漏れた。


「なんだよ… 何?」
その言葉が知りたくて耳元で問いかける。
最初は強く、次は やさしく。


「言ってみろよ」


再び噛み締められた唇。
頑なに瞑られたままの二つの目尻に滲みだす涙を舌先ですくう。


そのまま 閉じられた下唇を舐めた。


「声 だせよ」


腹部に指をおとして、手のひらでやさしく撫であげる。
びくりと大きく背が反る。


「なあ … タ カ ヤ」


噛み締められた唇。硬く閉ざされたままの瞼。
爪を立て、指先が白くなるほどに握りしめられたシーツ。



それら すべては

この 腕の中 に。



「オレの名前 呼んでみろよ」

「なあ 呼んで?」



「いつもみたいにさ  元希さん  って」






















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「UP・TEMPO」おきおとひろこ樣より 05555hitのキリリクで頂きました

「何か色っぽい感じのハルアベで」
と云う
私の判り辛いリクエストに答えて
素敵な小説を書いてくださいました
ありがとうございます
嬉しいですvv

しかも
おお振りで色っぽいものは初書きだったのに!!
はぢめてを頂いてしまった倖せ者ですv うひ