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シンデレラ 第四夜 ****** CAST シンデレラ : 巧 王子 : 瑞垣
王子の友人 : 門脇・海音寺 魔法使い・語り : 吉貞 ****** 「離せっ歸る」
「まだええやん。あらっ、其れとも今歸らんとなんかまずい事でもあるん?」 名殘惜しい王子は、なかなかシンデレラの手を離そうとしません。 「もし 此の手ぇ離さんかったら如何なるん?ねぇ、教えてや」 「え・・・・・・っ」 「うふっvvそうやって怯える處もマジかわいい。もーマヨネェズかけて喰っちゃい・・・ってえっ!!」 早くしないと魔法が解けちゃうっ、王子を毆り飛ばしてシンデレラは走ります。 果たして俊足のシンデレラには、王子も追いつけませんでした。 名前も知らない姫さん。手掛かりは落としていった片方の靴だけ。 て、ちゃんと置いてこいよ靴! 「そんな間抜けなカッコで走れるかよ」 「其れでも頑張る健気な子なのっ、シンデレラはっ」 「・・・・・・手袋なら置いてきたけど」 「何置いてきたって?」 「左の手袋を、こう投げて・・・」 「え?」 「顔面ヒットぉ」 「ヒットぢゃないわ あほ−−−っ!!其れは決闘の申し込みぢゃー」 頼むよシンデレラ、王子にケンカ賣ってどうする。 何と云うことでしょう。シンデレラはうっかり、王子に決闘を申し込んでしまいました。 手袋を投げ付けられた王子は、其れでもシンデレラの事が忘れられない樣です。 「決闘か・・・ふふん、かわいいやないの。顏もかわいいけど、性格もかわいい。あーやっぱ喰っちゃいてぇー」 シンデレラの殘していった手袋を手に、何とかもう一度逢えないかと王子は思いました。 「どうやって見つけるつもりだ、俊」 「んー腰に手を廻せば確実なんだけどなぁ。あの細腰なら絶対わかる。自信あるぞ」 「瑞垣、お前 “私はセクハラ王子です”と 國中に触れ回るつもりか?」 「・・・其れもいいかもな・・・冗談ぢゃ。記憶力良いのよ、オレ。特に美人は絶対忘れないから」 早速王子はシンデレラを見つけ出すよう、國中に御触れを出しました。 ・・・つづく |