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シンデレラ 第弐夜 ****** CAST シンデレラ : 巧 魔法使い : 吉貞・青波 従者 : 豪 馬 : メリーさん 語り : 吉貞 ****** 「シンデレラ 其の願い、此の天才魔法使い吉貞さまアーンド 青波が叶えてあげよう」 「結構です」 即答かよっ!!
氣をとりなおして 特訓です。
「だめよっ シンデレラ 、もっと優雅にっ。ああっ 大股で歩かない!!」 「うるさいな。 魔法使いなら 魔法使えよ」 「ちちち、田舎娘を 手とり足とり 立派なレディーに躾るのが 醍醐味なんぢゃなーい」 「だれが 田舎娘だよ。毆るぞ」 「お兄ちゃん だめぢゃ おしとやかにせな。 ほら、魔法かけてあげるけん。」 青波が魔法の杖を振ると、 シンデレラの服は 美しいドレスに、 かぼちゃは 馬車に、 ネズミは 従者に、 メリーさんは 馬に變わります。 「わぁぁ!! どんなお姫さまより お兄ちゃんが一等きれいぢゃ!」 「どうよ。 天才吉貞さまの手にかかれば、どんなぢゃぢゃ馬も 美しいお姫さまぢゃ」 「おまえ 何もしてないし」 「うわっ 何てひどいことを。そんな事云う子に 育てたおぼえはありません」 「育てられてないし」 ほんとうに シンデレラの美しさは輝くようでした。 ただ 口を開かなければな・・・ 「忘れずに 12時の鐘が鳴り終わるまでに 歸って來るんやで、魔法解けてしまうけん。 それから、ぜったい王子さま毆ったらあかんで。おしとやかにな。 それから、あいさつは “きょうは ヴェルサイユは たいへんな人ですこと” やで。 忘れたらあかんで。 それからな・・・」 青波 口うるさいおばはんみたいやで。 それに
話變わってるし・・・
「豪ちゃん、お兄ちゃんを たのんだで」 従者が うやうやしくおじぎをして、シンデレラに手を差し伸べます。 「シンデレラ、お手をどうぞ」 「何だよ 氣持ち惡い」 「えっ、あ、ごめん。 巧が・・・あんまり綺麗だから・・・・・・」 「・・・・・・・・・ばか」 おいおい 従者と戀に落ちてどうする
・・・つづく |