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シンデレラ 第壱夜 ****** CAST シンデレラ : 巧 継母 : オトムライ 二人の姉 : 東谷・沢口 語り : 吉貞 ****** むかしむかし 或る處に ピッチャーとしては天才的、 だけどとっても氣の強い、シンデレラと云う娘がおりました。 彼女の母親は継母で、とてもいぢわるな人でした。 毎日 シンデレラをいぢめます。 「遊ぶのだけは 一人前か。生意気な」 「べつに 遊びで野球やってるつもりはないですから」 まったく 氣の強いシンデレラです。
二人の姉も 一緒になっていぢめます。
「うそぢゃ! いぢめたりなんかせん! なっ サワ」 「そうぢゃ!! いぢめたりしたら 後でなにされるか・・・ 考えるだけでおそろしいっ!」 「何も しねぇよ」 意外と小心者でした。
或る日 お城から舞踏会の招待状が届きます。 私も連れていって貰えるかしら、 期待に胸はふくらみます。 しかし 継母はシンデレラに 冷たく留守番を命じます。 「自分は行けて当然か。 えらい自信ぢゃな。 自惚れるな。」 シンデレラはくちびるを噛締めて 必死に涙をこらえています。 「・・・思いっきり ボールを投げたいな・・・」 おおぅ なんて可哀相なシンデレラ。 やっぱ おれが助けてやらんと、なんも出來んのぢゃな。 ふう。 ・・・つづく
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