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+ 海猫宿舎 + 長野まゆみ 病氣療養の爲 《海猫宿舎》で暮らす 少年たちの物語です ファンタヂィですが お話の舞台は 近未來 隕石が落下し 環境變化が起こり 太陽の光を浴びるとアレルギィを起こす子供が増え 自由に外出も出來ないと云う世界です 「学校ともだち」 や 「天体議会」 など 近い将來 地下生活を余儀なくされたり 政府によって 出産を管理されたり 長野作品の舞台には よく こう云った “先のない未來” が描かれています でも 少年たちの悩みは 自分たちの事 新しくやって來た人 遠くへ行ってしまう人 年齢も性格もばらばらな子供たちの中で 相手の言葉に 一喜一憂する日々です 苦手な子と手をつながされ 初めは すぐ離してしまうつもりだったのに 手をつないでいるうちに 相手の氣持ちがわかってきて・・・ あるお話でも そんなシーンがあって どんなに言葉を尽くすよりも 手を握っただけで 傳わってしまうことがあるんですね 子供のうちは どんな小さな事でも わからないことだらけで 悩みもいっぱいで でも 大人になってからも 迷うことはいっぱいあるんだ と やっぱり一生 迷いまくりなのか でも 其の選択が正しかったかどうかは ほとんど 確認しようがないのです 小さいネリの言葉が 唯一聞こえる 双子のひとり アッピの 「わかってないな。ネリはそんなこと望んでないよ。」 の言葉に すごいなと思う いいよね こう云う子 本人 まったく 無自覚なんだよね 猫が少年だったり 奇跡が起きたり 今までは 特に氣にせず讀んでいましたが いしいしんじを讀んでからだと ちょっと其處だけ 浮いてるような氣がしてしまう・・・ もう ファンタヂィは 愉しめない躰になってしまったの? 淋しいなぁ 20040618〜0622 |